第51話 布団 おじき
実は、祖父にまつわる話がもうひとつありますので、よろしければ聞いてください。

先にお話した、墓参りをした(マッチに火がつかなかったというやつです)同じ日、
実家の二階に一晩泊まったんです(実家は京都、今の住まいは埼玉です)。
実家には現在、叔父と祖母が二人で住んでいます。
その夜(京都の冬は寒い!)、押入れから取り出した布団と毛布を無造作に敷き、くるまるようにして眠りについたのですが、
朝起きてみると、掛け布団の足元の方が敷布団の下にきれいに折り込まれていたのです。
祖母は高齢のため足腰が弱く、二階にはとても上がれないし、叔父はそこまで気のつくヒトじゃありません。
もしかしたら祖父が?と思ったら、なんだか泣けちゃいました。

おじきは、霊の類にはあまり縁がないのですが、
こと祖父に関してはこれだけの事例があるということは、基本的には霊感がある、っていうことなのでせうか?

先月、祖父の弟さんの三回忌にあわせ帰省した際に、祖父の墓参りもしてきました(今回はイタズラはありませんでした)。
今年は市内のホテルに泊まったので、祖父にまつわる話はありませんでした。
今度帰省するときには、実家に泊まろうと思います。
また祖父に会ったら、こちらにお邪魔させていただきます。では。


第52話 墓地に来る女 つぼ七
小学生のときのこと、校庭のジャングルジムでいつものように友達と遊んでいたのですが、
いつも同じ時間に(2時間目の休み時間に)年齢が30歳過ぎぐらいの女性の着物を着た人が、すぐ隣の墓地に来るのです。
気にはなっていたのですが、何の気なしにいつも遊んでいたのです。
ある日、友達が「ねぇ、いま女の人がいなかった?」と聞くので、私がいたと言おうと思ったときに、
ほかの友達何人かが「いないよ」というのです。
結局いるといったのは3人で、ほかの友達はいないというのです。
なかには、ちゃんとみていたが誰もいなかったぞといい張る奴もいたのですが、
私とその友達が言った着物の柄が、ぴたりと一致したのでかなりびびっていたのもいました。
ところで会話の続きですが、その友達は何でそんなことを聞いてきたのかと尋ねると、
「その人今どこへいる?」というのです。
確かにたった今入ってきたのに、もうどこにもいません。
ジャングルジムの上ですから小さな墓地全体が見晴らせます。
出入り口も1箇所だけ(扉つき)ですから、出て行けばすぐにわかります。
考えると入ってくるのはよく見かけるのですが出て行ったのを一度もみたことがありません。
どこかのお墓の前で手を合わせている姿もみたことはありません。
いつも墓地の通路を歩いている姿だけなのです。
いつも着物だったというのも今考えてもやっぱり変な気がしますし。
幽霊ではなかったかもしれませんが、
この事が学校で話題になってしまい先生には説教された、今ではちょっとなつかしくも思える不思議な思い出です。
第53話  
旅行から帰った親の話なんですが良いでしょうか?

三重なのですが昔は「こ」が付く旅館で、10年前に「と」が付く旅館に変った所のです。
(旅館名を明かすと、営業妨害になるけれど「どこ?」って聞かれそうなので↑)

親が友達と部屋で雑談していたら、ふとドアのあたりに
歩く足「だけ」をみたそうです。浴衣姿の足だけを。
早歩きだったし、友達を恐がらせたくなかったので
朝まで黙っていたそうですが、夜、気になって眠りが浅かったらしいです。

子供のことに人魂とかみてて、今でも時々見る人なんですが、
今回のはハッキリみたらしくて、驚いていました。
第54話 血の雨 すずねこ 女性 群馬県
結構小さい時から多少の霊感があるので、スポットと言うより何処でも見える。
しかし、それでは情報としてボツ(というか、それ以前に情報とみなされない?)ので、
今回は怖 かった体験を記憶の中から選んで投稿します。
あれは確か中学一年生の初夏。私は可笑しな夢を見た。
血の雨がふって、川が逆流する。
そして川の中からは成仏できなかった霊が空に向かって手を伸ばしている。
血の雨で染まり、 川はだんだん赤みを帯びていく。
勿論私の服も全て血で染まった・・・。そんな夢でした。
そして明くる日の夕方。
学校帰りに友達と一緒に桃木川と言う川へ行くことにしたんです。
夢の事はすっかり忘れて・・・。
しかし、川に着くと恐怖が甦ってきた。何故って、其処の風景は夢の中とそっくりだったのだから。
友達は川の中に入って遊んでいたが、私は遠慮し ておいた。
不吉な予感がした。
しばらくして、冷たい水の中に足を入れていた私は突然川の中に落ちてしまった。
友達は「馬鹿だなー。」といって笑ったが、私は驚いていた。
違う。落ちたんじゃない。落とされた んだ・・・。
心の中で私はそう呟いた。
でも、それは怖かったので川の流れに足をすくわれたんだろうと思う事にした。
その日、家に帰って風呂に入った時の事。
靴下を脱ごうとして 私は青ざめた。
私の足首にはくっきりと 人間の爪の跡と指の跡があざの様に残っていたのだ。
それっきり、桃木川には足をつけない・・・。
第55話 友達の握力と霊 すずねこ 女性 群馬県

私は現在中2です。
これは小学6年生で行った修学旅行のときのこと。
一日目の夜。
私が寝ようとすると、怖がりな友達が「寝る場所変わって。」といった。
理由は床の間に飾ってある女の人の日本画・・・。それが怖いそうだ。夜遅くまで私は起きていた。
雪女のような美女。
白い肌に薄桃色の着物が月の僅かな光を反射して闇に浮かび上がる。結局その日は何もなかった。
明くる日の夜。
泊まる場所が変わって、あの子も一安心だろうと思いきや、また来た。
今度は壁にかかっている大きな鏡が怖いと言う。仕方無く、また寝る場所を変わった。彼女とは背中あわせの形になる。
深夜の事。私はまたもや起きていた。
私はふと気になって鏡を見てみると、何も映っていない。
その時誰かに腕をつかまれた。
あの友達だった。かなり驚いた。
その友達の青ざめた顔は月の光に照らされて余計に青く見える。
その視線の先にあったのは「あの鏡」だった。
そこにはコメカミから血を流した女の人の顔が映っていた。ガラス越しに違う世界をみているような鮮明さだった。
それも怖かったし、物凄い握力で私の腕を握っている真っ青な顔の友人も怖かったが、一番怖かったのは「私自身」だった。何故って・・・。
私の口からは知らぬ間にこんな言葉が出ていたのだから。
「静白様・・・あなたはもはやこの世の者では御座らぬ・・・。何故迷う?はらいそに行けば御母上御父上諸々同胞も居るというのに・・・。どうか樂になられよ・・・。」
静白なんて人は勿論知らない。御祓いなんて出来るわけじゃない。
後で調べたら「はらいそ」は天国みたいな物だと辞書に出ていたが、あの時それを知っていたわけでもない。
何故あんな言葉が出たのか?もしかしたらとり憑かれていたのか・・・。
そう思うと恐ろしい。別の友達は「もしかして、多重人格なんじゃない?」といった。
あの時の事は今も何一つ忘れることなくクリアに憶えている。
しかし、事実は何もわからない。一体どういうことだろうか?

第56話 奇妙な話 N
先日かばんの紐がが巻き込まれて、バスの前で自転車が転んで大変だったNさんの話です。

さて  私  昨日とうとう事故って重傷です 
 自転車走行中  急に前輪が外れ顔面からコンクリにダイブ、救急治療室に運ばれました。
ムチウチ 両手の擦り傷  頭痛…よりも顔の半分・ェグチャグチャです 
しかも前歯 2本折れて口も腫れてあまり開きません 
しばらくはストローで飯を飲むだけです。まじ悲惨や(>_ )  
まぁ  意識がはっきりしてるのと骨折もない・フが、せめてもの救いや。
平坦な歩道を漕いでたので車などのまきぞえはなかったよ。
実は少し前、自転車のライトが 平坦な道で急に吹っ飛ぶ〓妙な事か 2度ありました 
あの自転車、何か奇妙で不安です


-----------素材提供 地獄3丁目
第57話 大名行列(青森での体験) すずねこ 女性 群馬県
住んでる訳じゃ無いんですけど、ちょっとした体験談です。
雪が降る頃、友達の家に遊びに行ったときのことです。
山の方から童謡みたいな歌が聞こえました。
友達のおばあちゃんに聞いた所、
「雪女かも知れないし、化け狐かも知れんよ・・ ・。もしかすると、昔死んだ女の子か何かの霊かも知らんね・・・。」
と言われて少しゾッとした。
そう言えば、歌詞覚えてるんで、一応下に書いておきます。↓

もしも生まれ変わったら 
綺麗な綺麗な鞠がいい
ずーっと大事にして欲しい・・・。
おっかさんが死んで 
おっとさんも死んで
兄ちゃも姉ちゃも空の上
残った童は ただ一人
藁葺き屋根のその下で
大名行列 恐ろしや・・・

何で大名行列なのかな?って思ったんですけど、
後で調べたら 大名が道を通る時は幼い子供でさえ無礼な事は許されず、
もしも何かやらかそう物ならば直ちに親子そろって切り捨てられたそうです。もしかしたら、
その大名行列で切り捨てられた 女の子かも知れませんね。
第58話 憎悪の力 管理人
誰しも生きて行く間には、他人との摩擦があるはずで、
ちょっとした考え方の食い違いやものの言い方などで溝が深まることは往々にしてあります。
今は他人の色々な面をできるだけ認めたいと思っています。
が少し前までは、この摩擦が・・・煩悩の最たるものである憎悪・・・を生むという人間の悲しき一面を演じていたのでした。
私が相手を品性下劣なゲスと感じ、相手は私に見下げられている気がし、私をつんとお高くとまった甘ちゃんだから気に入らないと思う、(相手の発した言葉により推測したもの)などは典型的な摩擦の要因でした。
憎悪はよく黒い炎にたとえられますが、本当に嫌な感情です。
私は相手に一瞬爆発的な念を向けていたのでした。
「あんな家燃えちゃえ」で家が火事になって焼け落ち、「この車どうにかなればいい」で車がある日ばこんとへこんでいる、また「これじゃ足らないもっと」で次回は反対側が同じようにへこんでいる、「大怪我すればいいのに」で階段から落ちて腰の骨を折る大怪我をし、「路頭に迷えばよいのに」で失脚、一家離散、死亡。

第59話 火の玉 なちみ  
私はベランダで2回火の玉を見たことがあります。

1回目は母に洗濯物をしまってくれと言われてベランダに行った時。
すぅっっ・・・・・・・・。
と、目の前から頭の上を通り過ぎて行きました。
あの時は、霊界に連れて行かれてしまうのでは・・・。
などと思っていました。。。
頭の中はパニック状態で混乱していました。

2回目は臨海学校に行った時。
宿舎の近くにお墓があったので、霊感の強い私はもう
・・・少しだけ感づいていたのですがね。
夜、みんな床について寝ていた時、私と私の友人は
先生に見つからないようにヒソヒソとベランダに行き、
霊が来るか待っていました。
・・・その時です。。。
すぅっっ・・・・・・・・・・・・・・・・。
っと頭の上を火の玉が通り過ぎていきました。
友達も見えたそうです。
その後、下を見たら
おじさんがいて
またすぅっっ・・・・・・・・・・・・。
と消えていきました。
友達もやはり見ていました。
この時初めて、遊び半分で霊が来ないかなんて
しない方がいい。
と感じました。

第60話 とある番組で Taka  
15年ほど前、関西系のある生番組で稲川淳二さんが
ある人形にまつわる怪奇現象の話を
その人形を持ってきて話していたところ
急にスタジオのライトが相当な勢いで揺れだしたりとか
ハプニング続出してスタジオ内はパニックになり、放送どころではなくなっていました。
すると視聴者から画面の中央に置かれていた人形の横に
7・8歳の男の子が写っているとの問い合わせが殺到、
私もその一人ですが、実際そのスタジオにはそのような子供はいなかったそうです。