第71話 不思議現象の始まるきっかけの話 スター |
僕は今まで怖いと思う体験はあまりありません。 その代わり不思議体験はたくさんあります。 そこで今でも続く不思議体験のきっかけの話をしようと思います。 僕は小さい頃寺の敷地内にある保育園に通っていました。 ある日僕は友達数人と昼休みに運動場で遊んでいました。 運動場の隣には酒蔵があり、その敷地内にお稲荷さんがありました。 その日はお稲荷さんの近くで遊んでいて、僕はお稲荷さんの社を興味深く見回ったりしてました。 そして昼休みも終わり、普通ならそのまま保育園に帰ってお昼寝するのですが、 その日に限って僕は友達にすぐ帰ると言い残し、外の道路の方に歩いていったのです。 そして道路に出た瞬間記憶が無くなり、次に気がついた時には家の布団で寝かされてました。 後で家の人に聞いてみると、僕は気を失った場所から少し離れた床屋の植木鉢台の下に倒れていたそうです。 家の人は車に引きずられたのではないかと言っていましたが、外傷は全くありませんでした。。 その後お稲荷さんを見ると懐かしい気持ちになったり、親しみの心が湧くようになりました。 奇癖が出たり、原因不明の病気にもかかりましたが… でも良いことが多く起こっているのでお稲荷さんと白蛇には感謝してしています。 白蛇の話は別の機会にしたいと思います。 |
第72話 長男の不思議な予知能力? ぴぐ |
今中二の長男の幼い時のことです。 ある日アンパンマンのビデオを長女と見ていたときのこと。 突然後ろを振り返り、私の顔を見るなり 「僕にそっくりな赤ちゃんが生まれたらどうする?」と聞くので、思わず何事かと笑顔で、 「もちろんかわいがるよ。」と返事。 お腹に命が宿っているのを知ったのはその一ヶ月後のこと。 お兄ちゃんによく似ているけど、もっと元気な男の子です。 子供って不思議ですよね・・・。 |
第73話 長男の不思議な予知能力その2 ぴぐ |
私達は阪神大震災に遭っていますが、 あとになって気がついたことです。 外で遊びにいって帰って来た長男が、玄関を上がるなり、 「お母さん!家がいっぱい動いたらどうする?」 後は身振り手振りで興奮気味だった長男・・・。 その時は何を言っているのかさっぱりでしたが、 震災後、「ああ、このことを言ってたんやな・・・。」 「こじつけ」とおっしゃる方もおられるかも知れませんが、 一年ちょっとの間に立て続けだと(弟の話。下記参照)、 「この子(長男)は不思議な力を持っているんだ。」 と、思わずにいられません・・・。 |
第74話 塩の効果 スター |
先日某テレビ番組でエクソシストのことについて放送していましたが、 その中で聖水に塩を入れるというものがありました。なんでも聖水の効果が倍になるとか。 塩って凄いんだなぁと妙に感心してしまいました。 やっぱり生命誕生の源である海から採れるだけに効果があるのかな? 海水に浸した石は清められてるというし不思議ですねぇ。 今度聖水を試しに作ってみる(必要ないけど)予定です。 |
第75話 剣道着 鬼丸 |
それは、高校一年の夏頃に起きました。 僕が柔道部に入っていた時でした。 いつもより授業が早く終わったので、独り柔道着に着替えました。 柔道場の横には、剣道場があり、 そこで暇だなと思い立て掛けている剣道の(剣道の人形?)面や肩を落ちていた竹刀で叩いていました。 ・・・それから何日か経った後、僕は鎖骨を折りました。 夏合宿の夜、皆でビデオを見ようということになり、剣道部の部室で見ることになりました。 なかなかビデオが操作しないので、裏の方の配線をさわっていました。 そこに剣道着がおかれていました。 なんでこんなところに剣道着がおかれているんだということになり、 剣道着をあけてみると『鎮魂歌』と和紙にかかれていました。 後で知った事ですが鉄のハリが喉に突きささり亡くなった方がいたようです。 僕は、鎖骨折ったのは、あの時竹刀で叩いたからなのでは?とおもい恐かったです。 |
第76話 命の尊さ ぴぐ |
真剣に離婚の事で悩み、自殺を考えていた毎日・・・。 それは、長女が3歳、長男が1歳の時でした。 ある日、普段どおり買い物へ行く途中での事。 それまで一度も口に出したこともないし、(死にたいと) 子供達にも普通に接していました。 出来が悪い母親でも、子供達には辛い思いとかさせたくないので。 私の前を歩く娘。振り返りざまに娘の口をついて出た言葉・・・。 「お母さん、私まだ死にたくないから。」 私ははっと我に返り、 「知らず知らずのうちに、暗い顔していたのかな?それとも私の死にたいという思いつめた気持ちに、周りに何か集まって来てたのかな?」 背中に冷水を浴びせられたようで、衝撃が電波のように身体中駆け巡りました。 一言言い終わった娘はいつも通り、にこにこしながら、走ったり振り返ったりして前を歩いて行きます。 まさか間違っても道連れにしようとも考えた事もなかったのに、 身に降りかかるかもしれない災難、不幸をとっさに察知したのかも知れません・・・。 でも、死ななくて良かった。^^ 生きていて辛い事はたくさんあるけど、死んでしまったら、子供達とも会えなくなるし、 成長も見届けることはできなくなるんですものね・・・。 >娘へ。あの時あなたは覚えていないみたいだけど、 お母さんを助けてくれてありがとう・・・。 |
第77話 キューピッドさん ぴぐ | ||
私が中学生の時キューピッドさんというのが流行っていました。(小学生の時はこっくりさん) 以前怪談話で、怖い思いをした友人のアパートでのこと。 その日は部屋の主は外出中で、電気屋さんの息子と(友人の彼) 二人でした。そこでは小さい事も含め色々な現象があったので、 つい、何か出てくるかな?と、私は一人でキューピッドさんをはじめてしまったのです。 友人の彼は「気持ち悪いことするなや!」 と、怒っていましたが、私は知らん顔で続けようとしていました。 5分後ぐらいに自分でも寒気がしたので、お帰りいただきました。 何気に部屋の天井の隅に目が行ったのですが、 そこには焼け爛れた顔だけがこっちを向いています。 「あそこ!」友人の彼には見えないようで、 「何や!?何があるんや!?」 「もうー!やめてくれや!気持ち悪いなあ!!」 その首は部屋を一回りし、窓から出て行ってくれたのですが、「にやっ」と笑ったような気がします。 先ほどのキューピッドさんと関係あるのかは謎ですが、何事も起こらなかったから良かったようなものの、 私も懲りずに恐ろしい事をよくしたものだと、今更ながらに思うことです。反省しきり。
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第79話 アパートにて。 ぴぐ |
いつもの友人のアパートでのことです。 いつものようにいつものメンバーでわいわい騒いでいたのですが、 トイレに行きたくなって、私は仲のいい女の子を誘って二人で行きました。 そこはトイレが共同だったので、部屋から出て向かい側まで行かなければいけません。 だから、みんな一人では行きませんでした。 トイレ到着。扉つきの個室は二つ。並びに鏡付きの洗面台がありました。(入り口側) 友人が先に用を足し終わったので、「待っといてよー。」「うん。でも早よしてな。気持ち悪いから。」 「うん。わかった」私は二つある個室の手前側に入っていたので、 確かに友人が個室から出た時、トイレのドアの下の隙間(7、8センチぐらい開いてる)から、前を入り口側に移動する影が確認できたわけです。 ↑の会話の直後、奥に行く影。 「なぁ、今誰か来た?トイレにー。」「いーや、私しかおれへんでー。」「うそっ?今影が通ったで!」「通ってないって!」「そんなら今の・・・。」 「もう!早よ出て来て!私先部屋に戻るで!」怒り気味の友人。 「待ってーな!」半泣きの私は慌てて飛び出しました。 二人でまたぎゃあぎゃあ言いながら部屋まで戻ったのは言うまでもありません・・・。 無防備な姿でいるトイレ。そんなとこにまで出て来ないで下さい・・・。(・_・、) |
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解説…こっくりさん(キューピッドさん)とは、日本で最も一般的に知られている降霊術の一種。方法は、紙の上にいろは文字と数字などを書き、中心に鳥居を描く。鳥居の上に10円硬貨などを置き、その場の数人が人差し指を添える。質問をすると10円玉が文字の上を動き出し、答えを導き出す仕組み。最後に「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお帰り下さい」と言わないと、こっくりさんが居残って大変なことになると言われている。高級霊が降りることは殆どないに等しく、非常に危険を伴うので安易に行うことは厳に慎むべきだろう。 | ||